しあわせ色の恋~想いよ、永遠に~


「気合い入れて行くよ〜!!」


コートに入る前に、女子バレーのメンバーで円陣を組む。


「ッシャー!!」


大きく声をあげると、他のクラスメイトが声援を送ってくれる。


男子も自分たちの試合開始まで、コートの周りに集まって私達を応援してくれていた。


だけど、その中にはやっぱりレオくんの姿はない。


コートに入ってから目だけでレオくんを探してみたけど、いる気配はなかった。


どこにいるんだろう……。






「美羽ちゃん頑張れっ!!」


突然体育館に響いた聞き覚えのある声。


その声に、少し緊張がほぐれたんだけど。


なぜ、ここに……?


今日は、1年生のクラスマッチですが……。

コウ先輩。


「お兄ちゃん!! 授業はどうしたのよ!?」


日和の反応は尋常じゃないほど速かった。


コウ先輩は、日和のかな切り声に耳をふさぎながら眉をしかめる。


喧嘩しっぱなしでお互い毛嫌いしている感じだけど、なんかすごく楽しそうだ。




< 116 / 400 >

この作品をシェア

pagetop