しあわせ色の恋~想いよ、永遠に~
「美羽ちゃんが活躍するのに、授業なんて受けてられっかよ。なあ、壮吾」
ドクン――。
どうして私は、“壮吾”と名前を聞いただけでこんなに飛び跳ねてしまうんだろう。
私の彼氏だ。いい加減、それに慣れなきゃ――…。
「転んでケガすんじゃねーぞ」
悪戯に笑う壮吾。
「そんなダサいことしませんよーだ」
こんな可愛げのないことしか言えないけど、私の心は、幸せでいっぱい。
ピーっという合図で試合が始まった。
私達のクラスからのサーブ。中学時代にバレー部に所属していた子のサーブだ。
私の後ろからバシっとあり得ない音が響き、味方のサーブだというのに、物凄い音に、思わず肩が跳ねた。
相手チームじゃなくてよかったと、胸をなでおろす。
もちろんこんな弾丸サーブを相手チームが取れるわけもなく、私達のチームに点が入る。
この子がいなかったら、どうなっていたんだろうと、試合中にも関わらず、そんな事を思った。