しあわせ色の恋~想いよ、永遠に~
「つーか」
ため息をついた壮吾が、眉間にしわを寄せた。
「レオのヤツ。 まーたどっかで寝てんのか」
頭の後ろで両手を組んで、呆れたように言う。
その一言で、私はハッとした。
「そうだっ!!この次、男子ソフトの試合なの」
「マジかよ。まぁ、あいつの事だから、絶対に出ないだろうな。やりたくもないソフトなんかさ」
そう言った後に、ほほ笑む壮吾。
だけど、それは少し哀しげなほほ笑み。
レオくんの事になると、いつもそんな表情をするよね。
その顔を見る度に、私の心は痛くなるんだ。
私に出来ることをずっと探しているんだけど、なかなかピンとくるものがない。
どうしたら……。
まずは、少しでもいいから、皆とコミュニケーションを取ってもらいたい。
クラスの輪に入れるように。
そしたら、心を開いて、笑ってくれるんじゃないかな。
「壮吾。 私行ってくる」
「行くって、どこにだよ」
「レオくんのとこ」
「行ってどうすんの?」
「ちょっと話してくるの。本当は試合に出てほしいんだけど、いきなり皆と協力してっていうのは難しそうだから。だから、とりあえず話して、少しでも心を開いてもらおうと思って」