しあわせ色の恋~想いよ、永遠に~
「まぁ、着いてからのお楽しみ」
緊張している私とは対照的に、壮吾はとても落ち着いている。
鼻歌なんて歌いだして、たまに私の太ももを叩いたりして遊んでいる。
さすが、モテる男は違う。
二人っきりで出かけるなんて、壮吾にとっては普通のことなのかな。
彼女はいなかったとしても、普通に女友達とかいたんだよね……。
「うしっ。降りるぞ」
壮吾に言われ、行き場所を教えられていない私は、ただ黙って壮吾の後をついて行くだけ。
私の手を引いて、時々頬笑みながら振り返る壮吾。
ねえ、壮吾。
私のこの鼓動、その手から伝わってる?
その笑顔を向けられるだけで、痛いくらい心臓が高鳴るんだよ。
バスに乗って約30分。
「見てみろ」
壮吾に言われて、バスの窓から外を見る。
「うわっ!! 観覧車」
私が目を丸めると、壮吾は得意そうに鼻をかいた。
「今日のデート場所」
「遊園地?」
私が声を弾ませると、壮吾はうんと照れたように頷いた。