しあわせ色の恋~想いよ、永遠に~
考えが浅はかだった。
レオくんの心の傷を癒したいと思っていたのに、こんな過去を聞かされると、実際何も言えなかった。
簡単に考え過ぎてた。
レオくんの傷の重みを、一度も考えた事がなかった。
R・E計画、なんて、そんな単純なものじゃなかった。
日和の言葉に苛立った私は、間違ってた。
日和が、正しかったんだ。
レオくん……。
辛い過去を言葉にさせてしまって。軽い言葉をかけてしまって、ごめんなさい。
知らず知らずのうちに、私の頬にはポロポロと涙が伝っていた。
やりどころのない、自分への怒りが、体をグルグルと回っている。
拳に力が入る。自分が、許せない。
『もう、俺に近づくな』
私には、レオくんのそばにいる資格なんて、ない...。
「ああ、そうだ」
自分への怒りで震える体を抑えていると、図書室の入り口でクルリとレオくんが振り返った。
「この際だから言っとくけど。壮吾。 あいつ、女いるよ」