しあわせ色の恋~想いよ、永遠に~
私がギュッと日和の手を握り返した、その時だった。
「おー、佐藤、ちょうどよかった」
上履きに履き替えたレオくんが歩き出そうとした時、ちょうど廊下を歩いていた私達の担任が、レオくんを呼び止めた。
その声に、無表情で目を向けるレオくん。
「ちょっと職員室に来い。頼みたいことがある」
めんどくさそうに首の後ろをかく先生は、それだけ言うと、足を引きずって廊下を歩いていった。
その後を、レオくんが追う。
先生と同じように、足を引きずりながら。
私と日和は目を見合って、眉をひそめた。
先生が呼び出したのはレオくん1人だったけれど、レオくんを放ってはおけなかった。
レオくんの後をつけたところで、また、『ウザい』だとか、『俺に近づくな』だとか冷たい言葉をかけられると思ったけど。
私は、もう、逃げないんだ。