しあわせ色の恋~想いよ、永遠に~


1人って、すごく楽。


周りの目を気にしなくていいし、相手の気持ちを考えなくてもいい。


自分だけの世界で、自分の思い通りに物事進めていけばそれでいいし。


この部屋の向こうには、もう、戻りたくない。


いっそのこと、このまま、本棚と一体化してしまいたかった。


ここは居心地が良くて、体がフワフワと浮く場所だった。



ガラガラ――。


突然、図書室のドアの開く音が。


ハッと息をのんで、身を縮める。


誰か来た!!

一気に鼓動が暴れだし、息が荒くなる。


静かな図書室には、私の荒い息遣いが大きく響いているように感じた。


口を両手で押さえて、指の隙間から、少量の酸素を吸う。




「ねぇ。 あれ、どう思った?」


女子の声。


「酷いと思わない?あれって、どっちも騙してるってことになるよね」



――ドクン。

これって……。もしかして、私のこと?




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