しあわせ色の恋~想いよ、永遠に~
あの写真の事を言っているの?
何も悪いことはしていないのに、どうして、こんなに逃げ腰になってしまうんだろう。
壮吾も、コウ先輩も、日和も、それにレオくんだって。
あの写真に、何の意味もないってわかってくれている。
周りが勝手に盛り上がっているだけだ。
それなのに、どうして、ここに座り込んだまま息を潜めるだけで、出ていけないんだろう。
「ねぇ、レオくん。絶対、如月さんに騙されてるよ」
――レオくん?
レオくんと一緒なの?
本棚の間からこっそりと覗いてみたが、ここからでは2人の姿を確認することができなかった。
「あれって、カッコよければ誰でもいいってことでしょ? 違う?」
何、それ……?
あんな写真を見ただけで、よくそこまで言えるね。
壮吾とキスしている写真はともかく、ここでレオくんと映っていた写真は、ただ向き合っているだけ。
あの写真を見て、一体何を感じたと言うの?
浮気しているように見えた?
見えるはずがないよね?
沸々と湧き上がる怒り。
頭にきて、ぐっと唇を噛みしめた。
「あんたさ、あんなバカみたいな写真を見て、何を思ったの?」