しあわせ色の恋~想いよ、永遠に~
太陽が、飛行機雲が、不格好に走る私を嘲笑っている。
壮吾、壮吾、壮吾……。
壮吾。
どんなに名前を呼んでも、近くに来てくれない。
部屋を飛び出した私の名前を呼んで引きとめてもくれなかったし、追いかけても来てくれないんだね。
壮吾は、私のこと、好きじゃなかったの?
『俺ら、付き合ってみる?』
あのときの告白は何?
本当の愛――。
私達の間には、そんなもの、最初から存在してなかった。
永遠――。
確かに、そこにあると思っていたのに……。
壮吾……。
私の中は、もう、壮吾でいっぱいなのに。
壮吾だけなのに……。
壮吾。
あと、どれくらい名前を呼んだら、“美羽”って、“浮気か?”って、大きな子供のように言ってくれるの?
私のこと、追いかけて迎えに来てくれるの?