しあわせ色の恋~想いよ、永遠に~
「中3の時だよ」
私は、ただ、前を向いているだけ。
「相手。壮吾が中3の時の、カテキョ」
「………」
「俺、いつも気まぐれであいつんち行くから。そんとき、たまたま、見て」
私は、レオくんの話の途中で、咄嗟に耳を塞いだ。
その後に続く言葉が、なんとなく想像できたから。
それでもレオくんは、話をやめようとはしなかった。
「俺、初めて、あいつの部屋に入れんかった。ただ、軽くキスしてただけなのに。びっくりして」
まだ、俺ガキだったし。 と、言葉を続けるレオくん。
「いつからそうだったのかしらねーけど、あの時、俺、初めて見た。壮吾が、照れながら笑ってるとこ」
……壮吾が、キスして。
他の子に、照れ笑いを向けて――。
「あいつ、本気で惚れてたと思う。多分…… 今も」