しあわせ色の恋~想いよ、永遠に~



「いらっしゃいませー」


学園祭当日。

朝から大賑わいのグラウンド。


仮装している人達。

クラスの出し物の、宣伝をしている人達。


天候にも恵まれた今日は、他校生もたくさん来ていた。


私達クラスの出し物は、グラウンドのテントで焼きそば屋さん。


宣伝係と販売係に別れ、売上伸ばしの為に、みんな大声をはっていた。


私は日和と一緒に販売係だ。


当然ながら、レオくんの姿はない。


校内のどこかにはいるはずなんだけど、見渡した限り、この近くにはいなかった。



「美羽!! 注文入ったよ」

「はーい!!」

「焼きそば3つね」

「了解」


鉄板の熱でテント内に熱気がこもり、額から流れる汗が止まらない。


それでも、手は止められない。


このまま作り続ければ、私は焼きそば作りの達人になれちゃうかも。


今日で、何年分の焼きそばを作ったんだろう。


ああ――。

学園祭で出し物をするのは楽しいんだけど、せっかくなら色んなお店を見て回りたかったな。


3年生になるまでは、我慢、かぁ。




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