しあわせ色の恋~想いよ、永遠に~
一週間後。
私は、1人でレオくんのお母さんに会いに行った。
どうしても、このままなんて納得できない。
レオくんの、お母さんへの気持ちはもう充分伝わった。
どんなにお母さんのことを想っているか。
どんなに、戻りたがっているか。
今度は、お母さんの気持ちをきちんと聞かなきゃ。
他人の私が口を挟むことじゃないかもしれないけど。
レオくんの、本当の笑顔を見たいから。
私が必死に考えた『R・E計画』が成功するには、お母さんとの問題が解決することが必要なんだ。
この前、レオくんと訪れた病院。
病室に向かうと、そこにはまだ“吉田”の名前があった。
ドアの前で深呼吸をし、うん。 と気合を入れる。
緊張せずに、普通に。
ドアをノックすると、すぐに中からお母さんの返事が返ってきた。
ゆっくりドアを横に引き、お母さんの姿を確認して、深く一礼した。
「あなたは……」
とても静かな、お母さんの声。
ベッドの上に置いたボストンバックに、タオルや洋服などを詰め込んでいるところだった。