しあわせ色の恋~想いよ、永遠に~
よかった……
「あなた……。わたしが、あんなに突き放したのに、まだこんな……」
私は、レオくんのお母さんから体を離した。
目を見ると、赤く血走っている。
瞳が潤んで、唇が震えていた。
「さっきの、聞いてませんでしたよね」
「………」
「私、変わった性格だって」
「………」
「どんなに来るなって突き放されても、レオくんと会ってもらえるようになるまで、何度でも来るつもりでした」
私が微笑むと、お母さんは頬を拭った。
靴を脱いで廊下にあがり、私を振り返った。
「あなたには、敵わないわ……どうぞ。汚い部屋だけど」
ぶっきらぼうな言い方。
すごくレオくんに似ている。
やっぱり、親子だ。
「コンビニに買い物に行ってたの。カギをしめずに出かけられるのは、田舎の特権よね」
部屋のドアの前で一旦立ち止まり。
「今まで、ごめんなさいね。あんな冷たい言い方をして」
伏し目がちに言って、私に頭を下げた。
私は、ううんと首を振り、お母さんに笑顔を向けた。