しあわせ色の恋~想いよ、永遠に~
コウ先輩が、大きく両手を開いて、私を抱きしめようとしていた。
「やめろ、バカ兄貴」
「やめろ、変態野郎」
同時に飛んだのは。
日和とレオくんの、冷たい視線。
「最近、レオ、俺に対してかなり冷たくないか?」
「レオくんが冷たいのは前からでしょ。いいよ、レオくん。お兄ちゃんをもっといじめてやって」
「やだよ。いちいち相手してたら、疲れるから」
「だよね。もう、ほっとこう。バカが感染したら困るしね」
「おい、こらこら。黙って聞いてたら、ひどい言われようじゃないか。マジで感染させたろうか?」
「バカを認めてるし」
眉間にしわを寄せるコウ先輩に、レオくんが冷静な声で返した。
「ぶ、はははははっ」
ダメ。
もう、限界。
お腹痛い。
みんな、面白すぎる。
「いやいや、ウケすぎだから」
日和が手を振って、呆れている。
「だ、だって。ははははっ!! ヤバイっ。ウケる。 お腹痛い!!」
お腹を抱えながら、椅子の上を転がりまわる。
「やっぱ、こうでなくっちゃね」