しあわせ色の恋~想いよ、永遠に~

永遠





ハッと、我に返る。


ぼーっとしてた。


しかも、またこのアルバムを開いてるし。

今日で何度目だろう。


懐かしいなぁ、なんて思う私は、その度に年をとったなって思う。


卒業して、もう4年だもんなあ。

懐かしいはずだ。


パタンと、アルバムを閉じた。


16歳だった私達が、まだ閉じないでと言っているような気がしたけれど、思い出に浸るのもそこそこにしなくちゃ。


どんなに戻りたくても、あの頃には戻れないんだから。


戻りたい?

うーん。

戻りたいのかな。

またあの制服を着て、疲れることを知らないあの頃に戻りたいのかも。


だから、アルバムを開いただけでこんなに鮮明にあの頃のことを思いだせるし、未だに壮吾に恋していた感覚を忘れていない。


私は20歳。

壮吾は23歳。


お互い、大人になったね。


私はまだ、あなたのことが好きです。


おかしい?

笑っていいよ。


だけど、どんなに笑われても、私は壮吾のことを諦められない。

しつこい、女なの。




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