しあわせ色の恋~想いよ、永遠に~
「中学の時の経験からね。あの3人、コソコソされるのが一番嫌なタイプだから」
日和はため息をつくと、机に突っ伏すレオくんに視線を向けた。
「レオくんといい、柊先輩といい。そこにいるだけでオーラを放ってんのよね。私には何がいいのかわからないけど、そのオーラに女子は引き寄せられるというか」
頬杖をついて顔を歪める日和だけど。
私は、それが少しわかるような気がする。
3人が放つオーラ。
最初は、変な人達に出会ってしまったと思ったけど、たった数日でときめいている自分がいる。
あまりにもキラキラと輝いていて。
今となっては、もう目が離せなくなっているし。
私も、彼女達と同じって事かな……。
先輩に心を躍らせて、釘づけになる。
だけど。彼女達と同じ立場っていうのは、ちょっと嫌だ。
“彼の特別になりたい”と、図々しくも、すでに欲が生まれている。