しあわせ色の恋~想いよ、永遠に~


レオくんの事を何も知らないのは当たり前だ。


それなら


「私達、友達になろうよっ!!」


一から、レオくんの事を知っていけばいい。


それだけの話だ。


レオくんは、やっぱり背中を向けたまま無言で歩いて行く。


だけど、諦めない。


「これから、たくさん話しようよっ!!」


不審な顔で横を通り過ぎて行く人を気にもせず、私はレオくんの背中に声をかけ続けた。


「レオくんの事、もっと知りたいよ」




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