シャーペンと君とあたし
「…はっ?!」
ちょ、ちょっと待った!!
貸すって何?!コイツって誰?!
なんであたし、指差されちゃってんの?!
ま、まさか貸さなきゃいけないとかいう流れじゃないよねコレ?!
第一貸すなんて一言も言ってないよね?!
え、かなり謎なんですけど?!
「おっ!まじで?!」
口が、開いたまま塞がらない。
あたしの机に手を付いてまで身を乗り出してきたヘラ男に、乱れ続ける思考を遮られた。
とっさに顔を見たら…
…眩い程にキラキラ輝く眼差しで、そこにいた