シャーペンと君とあたし
「鈴乃ちゃんに聞きたいことがあってさ。」
「あたしに、ですか〜?」
「あぁ… 香水なに使ってる?」
へっ?香水?
なぁ〜んだっ!そんなこと?
「えーっと、確か…
スカルプチャーオムだっけ?」
ポケットに入ってた小瓶を渡すと
黒澤はすぐに匂いを確認している。
……用って、これだけ?
あたし、これだけのために
こんなとこまで呼び出されたの?
もっと近いとこでいいじゃん。
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