偽りなく言葉に





優先順位的に絶対最後にきまってるでしょう?
どこにそんな余裕があるのかしら…




「上司と約束なのよ、勘弁してくれない?」





「じゃあいつなら空けてくれるんですか?」




「そうねー、空いてたら私も楽なんだけれどね」






本当に暇さえあれば私だって楽よ
忙しいし疲れが溜まっているんだから暇さえあればゆっくりしたいわ





「マーヤ先輩」






私の顎先を掴む男は段々と近づいてくる
それを拒否する対処法、今の私にも出来るのよ?





「…好きでも無い男と呑むつもりもキスするつもりもないわ」




「いつものですね…その言葉。

あんまり好きじゃないです、今も昔も」





「それが私に対してだったらどんなに良かった事か…」





「それは絶対にあり得ませんよ?」





やっぱりね?






「もう皆が出勤してくる時間よ、極力近寄らないで」





「努力します」




そう言って微笑みながら私に軽くキスをした










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