放課後恋愛

「さ、さ、朔矢君…!?」

耳元から顔を離して微笑む朔矢君に、私は顔まで一気に熱くなる。


周りを見ると、私の方をチラチラと見ている人がたくさんいて、余計に体温が上昇してしまった。


「こんなところで、ごめんね…。でも…なるべく早く伝えたかったんだ…。」


重ねている手を見ながら話す朔矢君の顔は、少し赤くなっていた。



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