生徒会で、ヒミツの恋愛しちゃいました。



「ごめんね。あたし…知らないんだ!」



「未愛でも知らないのか。本当に何があったのかなー」




ごめんね、友良。


いくら友良でも、この事は話す事が出来ないの。


“処分を喰らいそうになったあたしの代わりに、小杉春流が犠牲になった”なんて。



小杉春流の話題に入っているうちに、くじは完成したらしく、学級委員長がクラスメイトの元へやって来る。




「国友さんに寺脇さん、くじ引いてー」



「はーい!」




学級委員長に名前を呼ばれ、あたしと友良もくじを引いた。そして、番号を見る。


黒板には席順を決める番号が書かれており、そこをまじまじと凝視する。




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