生徒会で、ヒミツの恋愛しちゃいました。
溢れる涙を誰かに見られたらいけないと思い、人気の無い校舎裏へと向かう事した。
草が生い茂っている校舎裏は、何か特別な用事が無い限り、生徒が近付く事はゼロに等しい。
ここでなら、人の目を気にせず、思う存分泣ける。
そう、思うハズだった。
「うぅッ…!?」
突如、あたしは背後からやって来た何者かに身体を拘束され、口元を手で塞がれた。
こんな状況は初めてで、どうしたらいいか分からない。
叫びたくても、口を塞がれている。
暴れたくても、身体を押さえつけられている。
これが本当の…強姦!?
「―――ッたす、け…」
「叫ぶな。そして暴れるな。俺の存在がバレるだろうが」
.