生徒会で、ヒミツの恋愛しちゃいました。
***



生徒会室から見える綺麗な夕日をバックにして、あたしは一人窓際に佇む。


無事に小杉春流の処分を回避する事が出来て、恋愛禁止という校則も無くなった。


だけど…




「何なのかなぁ…。胸が痛いんだよなぁ」




全て終わった。やり遂げなければならない事は、全て。


なのにあたしの心は何故か痛みを訴え、何かを必死に気付かせようとしているみたい。



ううん。気付かせようとしているんじゃない。たぶんあたし自身が拒絶しているんだ。


頭の中に浮かんできている、本当の気持ちを。



心の違和感に眉を潜めていると、ガラッと音を立てて扉が開いた。そして振り向く暇も無く、聞き慣れた声が耳に届く。




「おっと、未愛居たのか。今日は生徒会休みって言わなかったっけ?」



「瑞兄…」




.
< 207 / 228 >

この作品をシェア

pagetop