年上彼女

着替えをすませ、
1Fのロビーに降りれば

定時の17:00で仕事を終えた
社員の人たちが
足早に玄関に向かっていた

その中でも、
凛とした姿勢で
ロビーに置いてあるTVモニターを
見ている市居くんを
すぐに見つけることができた


「市居くん…」


私の方を振り返り、
口元を緩める


「待たせてゴメンね
じゃぁ、行こっか…」


この会社には
勤めているはずもない、
若い彼の姿に、
今、1Fにいる
社員の女の子たちが
チラチラと
視線を向けてるのがわかる…


市居くんの
一歩先を歩く私は、

なんだか、
少しだけ、優越感?に浸れた


そして、
あることを
市居くんにお願いしようと、
私の胸は、
一段と早いスピードで
鳴り響いていた…








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