年上彼女

「市居くん…」


TVのモニターを
見てると

呼ばれた


白のひざ丈のプリーツスカートに
薄い黄色のツインニット


まさに
OLさん、といった装いの彼女…


「じゃ、行こっか…」


彼女の少し後ろを歩き、
玄関を出た


彼女の会社と俺のコンビニの
ちょうど真ん中の距離にある
カフェに入った


一番奥の席が空いてたから、
向かい合わせに座った


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