年上彼女

なんだろう…

気になるな…


そう、考えてる時、


廊下から笑い声が聞こえ、
その声の主たちが
俺の病室へ入ってきた


「あら、一真、
寝てなくていーの?」


笑い声の主の母さんが
心配してるのか、してないのか、
軽い声で聞いてくる


母さんの横には、

彼女…


「なんだよ?
なんで、
はるかと、母さんが一緒に帰ってくんだよ?」



「いーじゃない、別にぃ、
ねー、はるかチャン…」


ねー、って、
2人で顔合わせて、
首なんか、傾げんなよなー


さっき、泣いた赤い瞳も
今は、通常どおりの瞳になってたから

安心した
< 148 / 214 >

この作品をシェア

pagetop