年上彼女

肌蹴たブラウスのボタンを閉じながら
奥のロッカールームまで、
駆けて行った

その間、誰にも会わなかったのが幸い


そして、

ロッカーのドアを開ければ、


椅子に座って、
腕組みをしてる琴音の姿があった


「ちょっと、はるかー!

遅いっ! 何してたのよっ!

まさか、あんた!?」


そう、
彼女が秘書課の団結力の軸


「大丈夫だって!
ちゃんと、主任には言ってきたから…」


椅子から立ち上がり、
私の姿を上から下まで眺める


「そぉ?
それなら、いーけど…

ったく、はるかは、変なのにばーっかっ
掴まるからー」



溜め息と共に
呆れ顔の琴音…


秘書課でも№2と言われるほど、
クッキリとした目鼻立ちで
スレンダーなスタイルが
着るものなんでも似合うから羨ましい

最近、髪をショートにして
ますます、顔がちっちゃくなった







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