年上彼女

んもうっ…


「はるか…話をしよう…少しだけ…」


私の手首を掴み、
離そうとしない…


「ヤメてくださいっ! 
私に、もう用はないハズですっ!

主任だって、こんなとこ誰かに見られたら
専務の娘さんとの婚約が破棄になりますよっ!

早く、離してくださいっ!」


必死に主任の手を振りほどこうとするけど、
男のヒトの力って、強すぎる…


「はるか…俺は…本当は…」


「離してっ!!!」


バッチーンっ!


反対の手で、初めて、人の頬を叩いてしまった


茫然とする主任と、
ジンジンする震える掌を見つめる私


だけど、

ロッカーに向かってくる何人かの足音に気付き、
私は、その場を早く去りたくて
駆け足で階下へと向かった
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