年上彼女
帰り際、
会場の玄関先で彼を見つけた…
すぐに駆け寄り、声をかけた
「あの…」
振り返った彼は、
吸い込まれるようなまっすぐな瞳をしてた
この前のお礼を言って
二言三言、言葉を交わす…
そして…
私を助けてくれた時の気持ちを
ちゃんと伝えようとした時…
後方から、私を呼ぶ声…
主任だ…
チラとだけ視線を送り、
また彼を見る…
言葉を発しようとしたら、
「彼氏、呼んでますよ…」
彼が視線を主任の方にやり、そして私に戻す…
ちがうの…彼は…
「いえ、そんなんじゃ、ないです…」
そう、もう…私は主任の彼女じゃない…
だけど…
そんなコト、数回しか会った彼に言っても…
迷惑な、だけ…?
「じゃぁ、私は、これで…」
彼に、会釈をして
主任の方へと向かった
ねぇ…
市居くん…
汚れた心の私…
純粋な心のあなたに浄化して欲しい
と思うのは…
間違ってる…?
主任の後ろを歩きながら
こんなコトを考える私だった…