ケータイ小説家
アタシは…
一人になったベッドの中で
乱れた布団をなおすこともなく…



真哉の背中を見つめながら
ワインを傾け…
虚しさを噛み締めるだけ。



今は金曜の夜…11時41分…



さっきまで二人の熱気や想いで
温かかった部屋も冷め…
フロアランプだけが怪しく光る。




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