愛乗りシンドバッド
「なんて書いてあるの?
これ」

「“拝啓ガガーリン様。
宇宙に神の姿は
ありましたか?”って」

……なんだそれ。
まぁ今なら会えてるかも
しれんけどよ。
とっくに亡くなってるからな。

「嘘、嘘。
……ただちょっと
各国のお偉いさんに
お願いしてるだけだよ。
核は使うなよとか、
イージス鑑を出してくれとか」

「それは
ちょっとなんて言わんわ。
……しかしハルって
本当に偉いやつみたいだな。
こんな場所に
平気で暮らしているし、
昼間も自衛隊に
指示していたんだろ?」

「フフン。まあな。
アメリカはまだ
ごねている節があるけど。
でもルフが
どこに飛んでいくかは
だいたい読めてたからさ」

……やっぱりか。

しかしハルと話せて
どことなく安心しているのは
何故だろうか。
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