Pinky
そんなことでトレーニングが
始まり

俺は朝の街をピンキーと走っていた。



次の週からは
サッカー部の練習に参加させられた。


「たのむぞ木村くん!!」


社長に肩を叩かれた。


「いえ…まだ…
やるかどうかは…決めてないんです。」




「みんな集まってくれ~~」


社長が大きな声で選手を集めた。



 何すんだよ・・・・



「今日からわが
サッカー部に入部してくれた
期待の星 木村 和人 くんだ。
しばらくサッカーから
遠ざかってたようだが
一時はプロから誘いもあったというし
すぐにうちの星になってくれるだろう。
10月の全国目指して
頑張ろう!!」


後で聞いたが
社長はサッカーが大好きだそうだ。


「俺・・・・まだ・・・・」


 やるかどうかは・・・・・・


選手たちの拍手にかき消された声


結局またサッカーすることになってしまった。


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