Pinky
「俺に何ができる?」



「幸せになってくれたらいいよ・・・」



「おまえのこと
忘れるなんて…絶対に嫌だ…
思い出も残らないなんて……」


涙が落ちた。


「和人…もしかしたら
今までが夢だったのよ…
おとぎ話が夢になって……」



ピンキーは悲鳴をあげた。


「神様……もう…
体の痛みも
心の痛みも…もう限界です……。
早く…早く……
私を連れていってください……」



ピンキーが細い手腕を
天井に上げた時



俺の中で何かがはじけた。



「だめだって……
まだ…もう少し時間を……
時間を下さい!!!」



俺はピンキーの手を握った。
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