Pinky
最後の涙
和人が私の手を握った。

そして・・・・・
そのまま和人は私に
覆いかぶさった。

「時間を……
ピンクと一緒の時間を…
だからもう少しこの苦しみを
我慢して……
俺が忘れさせてやるから……」



冷や汗と脂汗の私の額に
和人がキスをした。



「ど…どうしたの?
和人・・・・?」


私は和人が何をしたいのか
わからなかった。



和人の唇が
私の唇に触れて・・・・
甘いキスに私は酔いしれた……



「愛してる……
きっと愛だと思うんだ
おまえを想う気持ちは……
思い出にも残らないという
残酷な条件を
受け入れて
俺に心をうち明けてくれた
おまえを……
一人で逝かせたくない・・・・
俺の記憶がなくなるなら
今の俺を
おまえと一緒に逝かせてほしい……」



「嘘・・・・・」




「嘘じゃない・・・・
俺と一緒に逝こう・・・・・。」



私は体が上下するほど
嗚咽した。



「和人・・・・・」



「もう少し俺のために…
ここにいて……」



和人が触ると
不思議に痛みは治まった。
それと同時に今まで知らなかった
気持ちよさで私の体は宙に浮かんで行く・・・・


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