最後の天使
ジリジリリリリ…
俺は
飛び上がるように起きた。
そして
鳴りやまぬ
目覚まし時計の中、
まだ起きぬ
頭で、美紀を手探りで探した。
するとベットの中、
美紀は
子供のようにうずくまって眠っていた。
俺はそれを確認すると、
目覚まし時計を止め
美紀の手を握った。
温かくてつかめる手に
安心した。
不安や
さみしさでいっぱいだった胸を
安心が埋めた。
俺は
美紀を優しく起こした。
「美紀、病院行こうか」
「う、う~んっ…」
美紀は眼をこすりながら
辛そうに体制を変えた。
「着替えとってくるから」
俺は
美紀が変え置きとして置いていた
洋服を持って
美紀に渡した。
そして、
美紀の財布から
保健所と診察券をだし
自分の財布の中に入れ、
スーツに着替え
身支度をした。