最後の天使



「あの、お客様…只今キャンペーン中なんですが、こちらお書きになりませんか?」


「え?」


俺も同じようにほかのコーナーを見ていると
女の人は紙とペンを差し出した。


“ありがとう、これからも一緒に”



「こちら、彼女様にお書きになりませんか?…手紙では言えないこともかけますしね」


「あ~…でも…」


俺は山本を待たせていることを思い出し、
少し迷ったが、
気を利かせた山本は
口パクで『書いてください』と言ったので

俺はペンを借り、
誘導された机に向かった。



「ではまた、終了いたしましたらお呼び下さい」


「ありがとうございます」


女の人がいなくなり、
1人静かな部屋に残ると

面と向かってかく言葉が見つからない。


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