【花集】君と見た、大きな光








俺に言える言葉なんかなくて、静かな時間が続く。

暗闇の中大きな音が響く。

花火大会が始まった。










彼女も顔を上げて一心に見つめる。

その目には零れ落ちそうなものが吸収されていた。

俺は、彼女を見つめていた。










視線を花火に移して、俺は話し出す。

伝わるだろうか。





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