籠の鳥
「おやおや、ざくやはオジサンに子守をさせる気かい?やだねぇ、虎猫」

フウはコクッと頷いた。

そんなフウの腰に手を回して自分に近づかせる。

「虎猫はもう大丈夫かい?」

またフウは頷いた。

マオは「いい子だねぇ」とフウの頭を撫でる。



フウはマオの頬を触った。

そのままマオを見つめる。



「……君は綺麗だね。僕を恨んでいるかい?まお」



そう言ってフウにキスをした。



自分の顔の添えて合ったフウの手を掴んだ。

「てめぇら!離れろ!!!オ"ラ!!」

「あ、みんな、何してんのぉ?オジサンも入れてよぉ」

「…………………。」

「何だその無言!!てか飛び込んでくるなぁ!!!」

突然飛び出してきて、何も言わないフウにツッこみながらマオを拒否ったが、その行為は無に終わった。
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