腹から叫べ!

「もう無理〜!」

ナインは立ち上がってしまった。

「うん、無理なことはわかってたよね。」

カノがナインを回収して浜辺に戻ると、九条のツレの4人も見に来ていた。

「やっぱり九条速えなあ。」

ガクと九条はいい勝負だ。2人とも速い。

折り返しに入る少し手前で、ガクが少しリードした。

「九条頑張れー!」

4人はなんだかんだ言いながらも九条の応援をしている。

「やっぱ九条君の友達だ。」

その時、1人が九条の異変に気づいた。

「あれ、九条なんかおかしくね!?」

「ほんとだ!あれ溺れてるよ!」

「やべえじゃん!」

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