腹から叫べ!

翌日の午前10時。

「よっしゃやるぜー!」

「なんでナイン君が張り切ってんの。」

ナインはせっせと準備体操していた。

「いや、俺も競争に参加しようと思って。」

「はああ!?」

何考えてんだこいつ。

「よお。ちゃんと来てるじゃねーか。」

「九条…。」

九条は海パンをはいてやってきた。

「おう九条!俺も一緒に泳ぐからな!」

「は?まあいいけど。」

「貴様ら!競争するのはいいけど準備体操はちゃんとしとけよ!」

チヨが注意する。

「何こいつ。小姑?」

「いいからさっさとしろ!」

「んなもんテキトーでいいだろ。」

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