先生との恋☆Second・Story☆完結☆
デザートの写真の中で一番大きなパフェを指差す。
大きさも大きいけど、カロリーもかなり高そう。
あたし、覚えてる限りでこんなカロリーのパフェ食べた事ないな。
生クリームどんだけ使ってんのってくらい沢山使ってるし。
「だーめ」
ムカつく。言い方が。
パタンとわざと音を立てて閉じた。
いっぱい頼みなーって言ったくせに。
どうせあたしが頼もうとしたら絶対に止めるつもりだったのだろう。
この男は。食べるつもりなんか無かったし、食べさせるつもりも無かったはず。
あたしだって発作が無ければ何か甘いものでも食べるはずだった。
だけど、発作のせいで疲れて食べる気になれない。体がだるい。
聖くんは気にせずまた視線をメニューへ。
「俺、心ちゃんに遠慮してパフェ食べないとかしないけど良い?」
……あ。
メニューに夢中で、こっちに見向きもしない聖くんが紡いだ言葉。
その言葉に、嬉しくなった。ここにも、いたんだ。
そう思えば、さっきまで苦しかった胸が、今度はすうっと温かくなる。
「……そっちの方が嬉しい」
「え?」
思わず零れる笑み。
聖くんはあたしが不機嫌になると予想していたのかも。
不思議そうにあたしを見る。
遠慮とか、同情とか。
あからさまにされるのは不快に感じるだけ。
「食べて。あたしに気遣わないで食べてくれる方が嬉しい」