先生との恋☆Second・Story☆完結☆



そういえば、確かに…と弱々しく高橋が言う。


「あたしも1個は多いから。2人で食べよ」


そう言って蓋を開けてスプーンで掬う。美味しそう。


「はい、どーぞ」


口元へ持っていけば、大人しく少し口を開いて食べる高橋。


初めての経験ですっごく楽しいと思ってしまう。



だって、いつもあたしがお世話されてんのに。


あたしが高橋をお世話してる!!


「……なんで笑ってるの?」


思わず我慢できなくて笑えば、高橋があたしを見る。


「ん?いやいや……」


ちょっと可愛いなーって思ったんだよ。掬って食べさせる。それがすごく楽しくて。


「…アイスすぐ溶ける」


「それだけ体が熱いってことでしょ?」


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