先生との恋☆Second・Story☆完結☆




でも、さ。

「高橋が合鍵あげたんじゃないの?」


「まさか。勝手に作ったんだよ」


ありえない、と高橋。


「……最低」


いくら何でも本人の了承なしに合鍵作るって……。


「いいじゃんいいじゃん。心ちゃんも俺の事知って貰ったんだし、公認ってことで」


馴れ馴れしいな……と思っても、言わない。 言っても言い方を直すような人じゃないだろうし。


もういいや。 それより、お腹空いた。



寝起きから無駄な行動もしちゃったし。

合鍵は、もうどうでも良い。

「あの。いい加減退いて貰えません?」


絶対に鍵を渡したくないのか高橋と向き合ったままの黒須さんに言う。

入り口に突っ立ってたら、キッチンに行けないんですけど。


「あ、ごめん……」


リビングの中に入った黒須さん。 朝からゴダゴダと…… ホッとしたからか、今更苛ついてきてしまう。


心臓に悪いことされたんだから、ちょっと殴らせて貰っても良いよね。
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