はうす~Love HOUSE Life~
教室に入って座席表を見てみると、なんと茄埜ちゃんと隣同士だった!
ラッキー!
「いっぱい喋れるね!」
と私に言う茄埜ちゃんはほんとにかわいいな。
私もこんな女の子になりたいよ。
無理か……。(←あきらめが早い)
茄埜ちゃんとアドレスを交換したりしていると、女の子2人が私達に話しかけてきた。
「ねぇねぇ。友達になろっ?私、満井はるか(ミツイ ハルカ)。で、こっちは…」
「真野理紗子だよ。よろしくね!」
はるかちゃんは、ショートカットですごくパワフルな女の子って感じで、
理紗子ちゃんは、ふわふわのセミロングでザ・女の子って感じ。
「うん、よろしく!私は田口茄埜だよ。」
茄埜ちゃんがそう言うので、私も続けて、
「私は酒井千景!よろしくー。」
と言った。
4人で、放課後に遊ぶ約束をしたりしていると、担任の先生が教室に入ってきた。
「はい、席に着けよー。」
げっ、フツーのおっさんじゃん。イケメンがよかったのにぃ。
まぁ、家に帰ったら極上のイケメンがいるんだけどね。
「えーと、先生の名前は島田公一(シマダ コウイチ)だ。なんでもいいから適当に呼んでくれ。」
あんたが一番適当だよ。
でも、島田かぁ…。島やん先生でいいか。
「じゃあ、とりあえず講堂に移動だ。自己紹介はその後にするから、ちゃんと考えておけよー。」
考えておけよって、なんかアクションしなきゃなワケ?!
めんどくせー。
「千景、行くよ?」
わお、茄埜ちゃんのドアップ!
心臓に悪いよー。(泣)
「ごめんごめん。行こー。」
そう言って立ち上がると、はるかちゃんと理紗子ちゃんが声を揃えて、
「千景ちゃーん、行くよー!」
と、廊下で私を呼んでいた。
そうか、みんなそんなに私が好きか。(←無駄にポジティブ)
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