はうす~Love HOUSE Life~
「あっ、あったよ!私と同じC組だ!これからよろしくー」
えっ、一緒なの?!
わーい。早速友達できちゃった♪
「うん、よろしくね!えっと…」
そう言えば名前聞いてない…。
そう思っていると、
「あ、名前言ってないよね。ごめん!私、田口茄埜(タグチ ナノ)っていうの!茄埜って呼んでね。」
そう答えてくれた。
「茄埜ちゃんね。よろしく♪」
「教室行こっか!」
「うん!」
いやー、こんなに早く友達ができるなんて私ツイてるなぁ♪
しかもこんなに美人さんだし。
ほらほら、みんな茄埜ちゃんを見てる。
なんか私、つり合ってなくね?!
まあいっか。隣にイケメンを連れてるワケじゃないし。
家には超イケメンがいるけどね…。
そんなことを考えてるうちに教室に到着した。
「あ、ここだ!入ろっ!」
茄埜ちゃんがすごくかわいい笑顔でそう言うので、
私も負けじと精一杯の笑顔で
「うん!」
と返した。
うーん…完敗ですね。

ガラッ

おおぅ!!
茄埜ちゃんが教室のドアを開けた瞬間、みんなからすごい視線が…っ!
こえー……(←正直な感想)
そんな見なくてもいいじゃないですか…。
っていうか、私めっちゃ睨まれてません?!
まさか、私みたいな凡人が茄埜ちゃんの隣にいるんじゃねーよ!的な?
いや、ここ男いねーだろ!女子高ですよ?!
ハッ、もしや…百合?!
ひぃぃぃ!私は男大好きです!!(←問題発言)
だから大丈夫です!
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