clover
不思議な顔をして美里を見つめる先生に手紙を渡した。



「あの、これ感謝の気持ちで手紙を書きましたよんでくださいね」




「ありがとう」


にっこりと返してくれたのだった。



「先生・・・私・・・先生の好きです・・・」



こ、告白しちゃった自分。
どうかしてるよ。



「その気持ちはうれしいよ、でもねまだ高校生で若いんだしきっと俺なんかよりもいい人が現れるはずだから・・・悪いけど気持ちは受け取れないよ・・・」



「そ、そうですよね」


泣くのを必死に我慢した。



「先生、本当にありがとうさようなら」



「どういたしまして」




城野先生は準備室にもどり、美里は教室に戻った。

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