no drug no future
夢は過ぎ去り現実は当たり前のように戻ってきた。

東京につくとお金もあまりないから、やっぱり水商売で稼いでる自分がいた。

15歳くらいから初め、もう6年はやってる。

カラオケ、居酒屋など違うバイトもしたけどやっぱり水が一番てっとり早かった。

私はお金の為というより、時間の為にやっていた。

短時間で最低時給3000円はもらえるから週、2回くらい働けば一週間遊ぶには十分だった。

『Ring』のみんなもお金はあまり持っていないから、最低限のお金でやりくりしていた。

皆で出かける時はだいたい電車はキセルしたし。

食べ物はコンビニでパクったり・・・。

女の子と遊んでるわけじゃないからショッピングなんかにもいかない。

それでもそんな彼らとの時間が楽しくてしかたなかった。


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