no drug no future
そして、敬ちゃんの思いはこうだった。

『俺は本気で麗華と付き合って結婚しようとおもっていた。
だけどこの三人での同棲期間は付き合わないと決めていたんだ。
俺の勝手な思いだけど友情も壊したくなかった。
だから余計に裏切られた気分に駆られて許せなかった・・・。
でも心の隅ではこの友情は長くは持たないって分かっていたよ。
癒真の気持ちも知っていたしね。
だけどまさか麗華が癒真を好きになるとは思わなかった・・・
俺の中でない計算だった。
甘かったね・・・。
だから二人とも報われないのかな?なんて安心していたんだ。
今は俺と付き合えなくてもいつかきっと結婚しようと思っていた。
バンドも捨てて愛をとる覚悟も出来ていた。
でも殴り合ったらスッキリしたし、俺は愛してる女の幸せを願うよ!
だからこの俺の思いだけは無駄にさせんなよ?(笑)』

そう敬ちゃんは涙ぐみながら語った。
< 74 / 186 >

この作品をシェア

pagetop