=キング of ビースト=3
こんなに強く抱きしめられるのは初めてで、でも全然嫌じゃなくて。
…ーーむしろ心地よかった。
離れたくないのに、いつまでもこうしてはいられないから。
ゆっくりと離れていく夜琉。
至近距離で目が合って、そらせない。でも不意に唇が重なって、でもそれは本当に一瞬で。
離れたかと思った次の瞬間には夜琉のおでこと私のおでこが重なって。
「/////」
近すぎる距離に痛いくらいに跳ねる心臓。
目を伏せている夜琉の口角はほんの少しだけ上がっていて。
綺麗すぎる肌はスベスベ。
でも夜琉が言った言葉に、私の思考も、感覚も全てシャットダウンさせられた。